2016年1月25日月曜日

和田秀樹さんも極論で騒動起こして本を売るようになりましたね

http://toyokeizai.net/articles/-/97488
こういうのも炎上マーケティングというのでしょうか。こういう過激な言い方をして『だから医者は薬を飲まない』って本を売りたいんですね。
「エビデンスがない」というのも、すごい良い加減な言葉の使い方だと思う。
「エビデンスがある」といわれたときに「どの程度のエビデンスがあるのか」と問うのは大事なことだと思うけど、「エビデンスがない」と言われた時にも「どの程度エビデンスがないのか」を問う姿勢が必要だと思う。
和田秀樹の言っていることは、「今は十分な情報がないから薬を飲まない」と言っているだけで、じゃあどれくらい確定的なエビデンスが出れば飲むのかとか、十分な情報がない中でどういう医療をやるのかという視点が決定的に欠けていると思う。
「日本人のデータ」と言ったって、人種とか性別とか食習慣とか運動とかそういう全ての交絡要素を勘案してデータにして、和田さんの言うレベルのエビデンスを取るのはまず不可能だし。
結局和田さんも、臨床やらずにすぐに物書きになった頭でっかちタイプであって、問題点ばかりが先に見えて行動できないような人なんでしょうな。

医学会が「宗教団体」って、あんた学会で活動したことあんのかと。
医療はこういう各論については「文句をいったり研究したりしたい人が勝手にやれば良い」というスタンスで、総論のところできちんとした研究と議論が行われて方針が決定されてるんだよ。

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