2011年11月12日土曜日

battlesライブ

2011/11/11
http://www.beatink.com/Events/BATTLES2011/
http://ro69.jp/live/detail/60185

みてきた

昔の方がおもしろかった・・・
SE流しながら演奏するとどうしてもリズムを変えることができなくて、即興性が損なわれていた。また、かつての音が意味を失った記号の形をして飛んでくるような感覚が減退して意味性を有するようになり、斬新さが失われていた。

無意味性の喪失はatlasを出したときから明らかで、タイヨンダイによるところが大きいと思っていたのだが、、、タイヨンダイのソロのトライバル感は明らかにbattles自体の音に影響していたから。
なのでタイヨンダイが脱退したときは、嬉しかった。再び無意味性を取り戻すのではないかと期待したし。

アルバムgross dropはVoが入る曲が多いという予想外の展開で驚いた。トライバル感がなくなって意味性は薄くなっていた。やっぱり昔の方が好きで、「battlesはmirrored出す前まで」と主張は変わらないけど。曲としてのまとまりがありすぎて、斬新さがないし。でも、この方向が彼らにとっての進歩ならしょうがない。

他の凡百のアーティストとは演奏力や発想が段違いだけど、「音が分厚くてどんどん重ねられて意味性を多分に含んで即興性のない」ようなアーティストはいくらでもある訳で、battlesを特別にしている要素が減るのはカナシイけど。

まだtras出す前のライブからみているので、懐古的にどうしてもなってしまう。