2013年5月24日金曜日

MBTAのCharlieカード

オンラインで定期とかデポジットができると知らない人がいたので。

ボストンの公共交通会社であるMBTAが発行するCharlieカード
Suicaと同じような機構で使用できるんだけど、使えるのは通称「T」と呼ばれるMBTAが管理する地下鉄、バス等のみで、他都市に行くと運営母体が違うので使用できない。
ということで全国津々浦々なんでもどこでも使えるSuicaの便利さにはかなわないなぁと思ってたけど、Charlieカードの優位点が一つ見つかった。
オンラインで家に居ながらにしてクレカ等からの支払いで定期やデポジットが購入できる!
自販機でなく、対人でCharlieカードを発行してもらうとプラスチック製のカードが発行してもらえ、それを手に入れたら、
ここSign up for a MyCharlie Accountのリンクから飛ぶとカードに記載のある固有番号を自分とヒモつけることができる。
そしたらここからmanage your mycharlieのリンクを選択するとログイン画面となり、クレカ等からオンラインでデポジットしたり、パスを付加したりできるようになる。
これは便利。

ま、サイトの作りがめちゃくちゃわかりにくくて、毎月買ってるのに、毎回迷ってしまうのだが、、、


精神科医、免許取得で鬱になる

2013年5月22日水曜日

精神科医が運転免許証を取得する in Massachusetts

2013年2月ごろMassachusettsで運転免許証を取得した。

精神科医をやっていても緊張はするし、不安になる。

異国で言葉が不自由な中手続きをするのは簡単ではない。

備忘録として留学中に運転免許証を取得した時のことを書いておく。

アメリカはマサチューセッツ州での免許取得の実際の記録。
これは2012年ごろの話なので、現在では状況が変わっているかもしれない。
日本でいう仮免に当たるlearner's permitの取得はマークシート試験だけで取得できるが、DrKazuのサイトにある頻出問題をみて行けば余裕。問題が変わっているんじゃないかと不安に思うひとも多いようだが、2,3回上記を読んで行けば満点とれる。China TownのRMVで受けたが、日本語で普通に受けられた。英文の問題も同時に確認しながら受けれた。
問題自体簡単だし、英文も簡単なので、RMVで試験を受ける申し込みが自分でできるレベルの英語力の人は英文で受けても何の問題もないと思う。
ダイタイ日本語の問題文がめちゃくちゃである。文法はだいたいあっているのだが、PCの問題なのか、文の先頭の文字が消えている問題が数多くあった(eg. 「一時停止時には」→「時停止時には」)
RMVのおばちゃんたちが本当に無愛想かつ不機嫌で辟易するのが一番の難関。ハプニングとしては書類提出の時に、DS2019を確認されたが、向こう預かりの書類として保持されてしまい、後で気づいて取り返さないといけなかった。なくなっていたら大変だった。。。

Road testはbrookline driving schoolで受けたDr Kazuのサイトでは一番勧められている学校ではあるが、このところはあまり評判が良くない印象もある。ここに決めたのは土曜日に複数の同様の学校に連絡しみて、ここが一番早くCall backをくれたからである。他のところは一件だけCall backがあったが、他はメールの問い合わせは無視だし、留守電だった。
アメリカに来て強く負担に思うのは電話での問い合わせが重視されていることである。とにかくメールの問い合わせには返事が来ない、遅い。なので、予約、問い合わせはすべて電話である。。。
このときも電話が来て、なんとかdriving schoolの人だとわかったはいいが、向こうもかなりの訛があり、ほとんど聞き取れず苦労した。passportナンバーを聞かれていると思ってたら、突然happy birthdayの歌を歌われて、誕生日を聞かれていたのか!とびっくりしたりw。向こうはこっちがあまりにも理解しないので歌って理解させようとしたようであるw
そんな流れだったのでちゃんと話が通じているのか不安だったが、2時間の路上練習とRoad testのスポンサーを頼んだ。予約の日取りはこっちの言うことはあまり聞いてもらえず、ほとんど向こうの言いなりで決まったような物だった。
路上練習日には特に連絡もなく、家の前に出てみるとそれらしき車が止まっており、話しかけてみたら教官だった。始めにその車の中で路上練習とRoad testの料金を支払った。日本で運転していたので運転自体はさほど困難には感じなかったが、2時間徹底してRoad testのポイントを教えてもらい、自分としては受けてよかったと思った。Road testで使用する単語も色々教えてもらえてよかった。「pull over」が駐車しろを意味するとかcurbが縁石を意味するとか日本人で知ってるひとほとんどいないと思う。
Road testの2日前には予約の確認の電話があると言われたが、特に電話はなく、とりあえず路上教習の教官にあらかじめ聞いておいた場所(cypress street)に時間通りに行ってみると列ができていてRoad testを受けることができた。予約時間は一応あるにはあるのだが、結局来た順番にテストを受けるので早めに行った方が良いと教官に言われていたが、その通りだった。
テスト直前にそこの受付の人からDr Kazuのサイトにあるような注意を通り一遍受けたが、特に注意されたのが、「縁石にぶつけると即座に失格」ということだった。
ということで試験が始まるのだが、おおむねDr Kazuのサイトにある通りである。試験車にすでにスポンサーであるBrookline driving schoolの人と思われる人が後部座席に座っており、助手席に試験官が座っている。そこに受験者のDriverがかわるがわる運転席に座ってテストを受けて行くという形式である。

この試験官が怖かった、、、延々と不機嫌で命令口調で停車などを指示するという様子でかなり萎縮した。といってもポイントはもう飲み込んでいたし、運転歴も十分あるので特に問題なかったのだが、、、
最後に駐車するときに、とにかく縁石に当てたくないという思いと、それまでの受験生は本当に下手でみんな斜めに車を止めていたということもあってかなり縁石から離して車を止めたところ、試験官がいきなり怒鳴りだして「もっと近くに止めろ!」といわれ、ビビりつつでも縁石に当てたくないという思いで少しだけ近づけたらさらに怒鳴られて本当に怖かった。そのまま「もういい!!done!!done!!」などと言われたのでもはやなにがなにかわからず車を降りようとしたら、スポンサーの自動車学校の人から「先生にありがとうと言いなさい」と言われて、「さんきゅー、さんきゅー」と言いながら降りた。ほんと怖かった。
Learner's permitにされたサインの意味もわからず、困惑していたら、受付の人に受かったんだから嬉しそうにしなよみたいなこと言われて、やっと合格したと知った。。。

思うに、brookline driving schoolの評判が最近落ちているのはこの横暴な試験官のせいだと思う。自動車学校としてRMVかなにかと契約をして試験官を派遣してもらっていて学校としても好きに試験官は選べないところがあるのであろう。
他の人の記録をみると医者でも3回落ちた人もいるようであるが、、、


Massachusetts州で同時期に留学していた精神科医の友人が開業した。
てんかんとかスポーツ関連の精神疾患にトライするらしい。睡眠関係の勉強もよくしてたから良いクリニックになりそうだが。
運転と睡眠障害 及びてんかんの関係はよく指摘される。てんかんの患者さんではかつては運転適性がないとされて運転免許証の取得ができなかったが、今では最低2年間発作がなければ運転免許の取得ができる。てんかんの発作を運転中に起こすと事故につながるということでの措置だが、日本では発作での事故を起こす確率が2年間以上発作がない人では低くなるということでこういう条件になっているようだ。これはアメリカのほとんどの州では半年か1年で日本よりも短くなっている。睡眠障害では、睡眠時無呼吸症候群が有名である。夜間に息が止まってしまい、低酸素になることを繰り返す病気で、日中の眠気が大きな症状である。これも運転中に眠気をきたして事故を起こすことがあるので、重症の人は免許証が取れないことがある。
最近はさらに認知症との運転免許の関係が重要視されている。
2017年に施行された道路交通法では、「認知症」と診断されるとその時点で運転適性がないと判断されて、運転免許の取得が不可能になる。
嬉野が丘 サマリヤ人病院は「認知症疾患医療センター」で、「睡眠外来があってPSGが受けられ」、「てんかん外来がある」という施設で、大学病院以外ではなかなかない質のものだと思う。
運転免許のことで相談があればこの病院は候補になるかもしれない。



車の購入 at Massachusetts 個人売買


BICの売買掲示板でボストンを離れるので車を売りたいという方を見つけたので購入。
個人売買は本当に不安だったけど良い人で良かった。

やったことは以下
①僕のメインバンク(Citi)へ行きサーティファイドチェックを作る
②先方のメインバンク(Sovereign Bank)に行ってチェックをデポジット
③Titleにお互いサイン
④保険屋さんへ行って契約、Application for Registration and Title にはんこをもらう
⑤RMVへ行ってRegistration、ナンバープレートの返却
⑥Parking permitをもらう
⑦E-Zpassをもらう
9時きっかりに落ち合って、終わったのは17時と完全に一日仕事だった。


当然のように以下のサイトにて情報を収集したが、今回はあまり役に立たなかった
DrKazu
MIT Sloan
情報が古くMIT Sloanに書かれている個人売買手法はほとんど今は生きておらず、BIC掲示板がそういった場として唯一生存している状態。
DrKazuさんが一押ししている「中古車販売業者を紹介してくださる方」は連絡してみたものの安いものを購入したいというと個人売買をそっけなく勧められるだけでつれなかった。(他の滞在者にも話を聞いたが、どうもご本人は好みのわかれるキャラクターのようである)

Craigslistでの購入もアメリカ人の中では一般的なようであり、日本人でここで購入して何の問題もなかったという方の噂も聞いたが、完全にアメリカ人の個人相手の売買になるのでやはり不安が強かった。また、数件連絡してみたが返事が来なかった。

いくつか中古車屋をまわってみたが、アメリカは中古車の価値が落ちず、すごく高く感じた。また、ディーラーが話しかけてくるのだが、ほとんどの人がネイティブではなく英語が聞き取れない。その上延々と一方的に購入を勧めてきてうんざりする。値段が高く感じたのも吹っかけられていたのかもしれない。Blue Book Valueより高かったように思う。アメリカは車には値札をつけないので、いちいち値段を一台ずつ聞いてまわらないといけないので、余計にうんざりする。

ということで辛抱強く待っていたところBICに良い売り手が現れたという次第。BICでの車の売買は非常に活発なようで、売り手がポストしてから1時間程度でメールを送っても、他に候補者がいるなどと言われることもあって、辛抱強く何件かメールを送る必要があった。
このあたりは、日本人勤務者が多い施設で働いている先輩は同じ施設内で車の売り手があっさり見つかったり、Brooklineの居住者は同じマンションで売り手が見つかったりと、コネの強さを思い知らされた。また、アメリカ在住歴が10年だとか長い人でも多くが「個人売買は日本人としかしない」と言っていたりして、同郷というのはやはり強いものだと思った。

①②:お金を振込などにするとどうしてもお金と物の受け渡しに時間的ずれが生じて詐欺にあう可能性もあるとのことで上記手法をとった。自分の銀行に行って「サーティファイドチェックをくれ」というと、売り手の名前(お金を払う相手)の名前を記入する形で買い手名義の手形が作られ、それを売り手が自分の銀行で払い出して授受を目の前で確認するという形。
③:②の直後、銀行内で先方のtitleの裏に僕の名前を書いてそれを受け取った。(titleが車の所持証明なのでこの時点で車はほとんど僕の物)
④:⑤までは売り手の方の運転で行った。契約はAAWで。竹野内さんという日本人の方がつとめているのだが、特に予約せず行くと本人はいらっしゃらなくて、別の人が対応してくれた。特にそれでも問題なく契約できた。実は契約終了時になって竹野内さんが現れたのだが、専門外の健康保険等についても特に相談料などもなく親身に相談に乗ってくださって本当に助かった。
ここでcertificationがもらえ、コレを車の中にずっとキープしておく。警察に止められたときなどにこれの提示を求められるようである。
⑤:これが一苦労だった。
title, certification, 外したナンバーをRMVに提出するとその場であたらしいナンバーがもらえる。titleは後日郵送されるので家に保管しておく(重要書類なので車の中にはおかない)。
自分たちでWatertownモールの駐車場でナンバーを外しているのはなかなか日本では味わえないことだと思って面白かったのだが、、、
その外したナンバーを持ってWatertownモール内のRMVへ行ったのだが、非常に混んでおり2時間近く待たされた。また、ここで購入時の税金を払うのだが、これが高かった。今回はかなり市場価格より安く譲ってもらったのだが、その購入金額では通用しないと言われて、Blue Book Valueのおそらくエクセレントの購入金額に税率をかけた金額を請求された。噂では個人売買の場合、わざと実際より安い金額を書いてここの税金をちょろまかすひともいるというが、、、???また、こういった公共機関がただの私的な情報サイトを鵜呑みにするというのも疑問に思った。。。ただお上には逆らえない、、、
さらに、この税金は他の手数料と違い、「現金か小切手のみ」だった。この時点で手持ちの現金がなく小切手も用意していなかったので、Citiまで戻って現金をおろして戻ってくる必要がありかなりいらいらさせられた。
一度外したナンバーをつけ直すのはかなり苛立たしい作業で、ふたりしていい加減にくっつけたものだから、道中脱落しないか不安だったw
実は、④の保険屋さんでナンバー交換を30ドルで代行してくれるというオファーがあったのだが、ちょっとケチって自分たちでやる事にしたのが良くなかった。ただ、新しい僕のためのナンバーを保険屋さんが常に店舗にキープしているのかとか、結局他のトラブルが起こったかもしれないとかなどと考えられて、結局どちらが良かったのかはわからない。
⑥:これは意外に楽かと思ったら落とし穴があった。住所証明になる物として郵便物を複数持参したのだが、「届いて30日以内」でないとダメだと言われ、どれも無効だった。
受付のあんちゃんのアイディアでとりあえず1週間有効なtemporary permitをアパートの契約書で作成して難を逃れたが、この期間内に正式な物を作り直さねばならない、、、
⑦:E-ZpassはETCに似たもので、料金所を自動支払いで通過できる。ETCとの違いは、1,発信器がただで配られる。2,契約はクレジットカード会社ではなく、高速道路運営機構と直接。ということである。RMVでももらえるようであるが、今回はturnpike運営機構に直接行った。特に手続きは問題なくスムーズだった。解約時は発信器は返却しないと罰金のようである。また、Suicaなどに似た機構なのか、電池や電源はいらないようであった。。。
これが終わって路駐して家に帰って18時、、、ぐったりと疲れた一日だった。


ということで残るはparking permit と inspectionである。。。
どちらも手続きとしては簡単であり、inspectionは普通にガソリンスタンドでできるというが、気が重い、、、だが、どちらも1週間以内が期限である。

parking permitは市単位で発行される物であり、その市の住民はそれを得る権利がある。それを車に示してあれば「permit parking only」の表示の出ているところであればどこでも24時間駐車可能である。要するに路駐可能!である。ただし、その道路それぞれにstreet cleaningの計画があり、それも標識で示されている。その時間だけは移動させておかないとレッカーされてしまうとのこと。
正直、車を路上に放置して家に帰るのは非常に不安だった。。。ただ、居住しているCambridgeは非常に家賃等が高く、駐車場は150ドル/月以上が相場である。parking permitは年25ドル。。。ちなみにもう少し郊外に出ると大抵はこのparking permitも必要とせず、24時間路駐が可能とのことであった。

移動手段が手に入ったため、次に挑戦するのはダウンヒルの大会だが、、、どうなることやら
2029 in Boston!!

ボストンでの運転免許証の取得