統合失調症の単剤治療に対する追加薬戦術の効果
Efficacy of 42 Pharmacologic Cotreatment Strategies Added to Antipsychotic Monotherapy in Schizophrenia
http://jamanetwork.com/journals/jamapsychiatry/article-abstract/2627699
JAMA Psychiatry. 2017;74(7):675-684.
統合失調症のみならず、精神疾患に対する多剤併用療法には批判が多い。もう医者になって10数年経つが、僕が研修医のころには単剤療法はすでに疑問なく正しいものとされ、単剤で治療できることが優秀な精神科医の証明のように語られるばかりだった。
多剤併用療法は効果がないばかりか副作用ばかり増え、良いことは1つもない。非常に難治・重症例は仕方ないが、そうでない患者で多剤併用・大量両方になっていく医者は頭が悪い。という感覚が共有されていたように思う。現在でもその感覚は続いているが、少し薄れたような気もする。そもそもクロザピンを含むMARTAが多数のレセプターをターゲットにしているのが売りなのに、それが良くて多剤併用がダメなのはよく理屈がわからなかった。
ということで統合失調症に対する単剤療法に加えた付加療法をメタアナライシスした研究。抗精神病薬に抗精神病薬を加えるのではなく、抗精神病薬に他の薬剤を加えることでの効果をみている。結果としては42種類の付加療法のうち、14はコントロールをアウトパフォームしていた。(効果があった)
また、クロザピンに対して追加療法したもので効果が認められたものはなかった。
内容を見てみると多くが抗うつ薬であり、SNRIが一番にきている。総じて陽性症状に対する効果はエフェクトサイズが小さく、陰性症状に対する効果が大きいようだ。。。
抗精神病薬は統合失調症の治療薬としては当然大きな効果があるが、短期の入院では容易に寛解しない症例もあり、そう言った症例に対しての追加療法についての情報が求められていると思うが、今回の論文はそれに答えるものではなかった。慢性期に活動性が低い症例があるとSNRI等の追加を考えるのも良いかもしれない。
NMDA受容体の研究をやった身としてはD-serinやD-cycloserinなどが全く出てこないのは寂しい限りである。
ケタミンはうつ病に対する電気けいれん療法の麻酔としては、抗うつ効果の追加効果はない
Adjunctive ketamine in electroconvulsive therapy: updated systematic review and meta-analysis
Ketamine as the anaesthetic for electroconvulsive therapy: the KANECT randomised controlled trial
ケタミンはNMDA受容体拮抗薬であり、日本では麻薬に指定されている。かつてヨーロッパなどで流行した麻薬のフェンサイクリジンに似た作用をもつが、解離性の麻酔薬として使われる。小児には悪夢や幻覚といった副作用や依存性を発揮しにくいということで小児領域の麻酔で頻用される。
僕が研修医の時代からケタミンはうつに対して治療的に働くということが言われている。効果も抗うつ薬のように効き始めるまで数週間かかるということはなく、「急速に」効果があらわれるという。なので、ただ単に「ラリってる」だけで抗うつなのではないのではという説もあるが、一応薬物が切れたあとも一定期間抗うつ効果があるらしい。
アメリカでは「Ketamine infusion therapy」としてケタミンの注射を受けられる施設がある。
ケタミンはうつの治療薬としては、研究するにはそれほど難しいことがあるわけではなく、その後も確固たる抗うつ効果のエビデンスが出ないのは不思議に思っていたが、、、https://rollingpsychi.blogspot.com/2017/05/fdafaers.htmlでは、マスデータからのケタミンの抗うつ効果が示された論文を紹介した。
しかし、今回の上記2報は、ケタミンの抗うつ効果を一部否定するものである。
ケタミンは発作閾値に影響を与えないため、電気けいれん療法の麻酔薬として時折使用される。電気けいれん療法は難治性のうつ病への効果的な治療法である。
かつては、ケタミンは抗うつ効果もあるので、一般の麻酔ではけいれんを誘発しにくい患者さんには、すこし面倒でもケタミンで麻酔して電気けいれん療法をしたほうが良いのではないだろうかということで挑戦したりしていた。
しかし、上記2報では、電気けいれん療法におけるケタミン使用の追加的な抗うつ効果が否定されている。ということとはケタミン単体でもやっぱり抗うつ効果は無いのではないだろうか、、、と疑いたくなる。
最近は大麻を医療使用しようという動きが多く見られるが、やっぱり慎重になったほうが良いんじゃないかな?こういうのをみると、、、やっぱり厳密なデータを揃えるのがむずかしいし、一貫した結果が出ていないからね。。。
うつ病に対する全身温熱療法
Whole-Body Hyperthermia for the Treatment of Major Depressive Disorder
A Randomized Clinical Trial
http://jamanetwork.com/journals/jamapsychiatry/article-abstract/2521478
うつ病に対する温熱療法については、これまでほとんど試みられていない。pubmedで「hyperthermia depression」で検索するとこの論文を含めて3本しか論文がひっかからなかったが、その3本全てにこの論文のlast authorであるCharles L. Raisonさんが関わっている。温熱療法、、、? 温泉に入ればよいのだろうか、、、
この研究では、体を温めるために「Heckel HT3000 WBH system」という機械を使う。どうも赤外線で暖める装置で中に入って使用するようだ。イメージとしては日サロの機械に近いのではないだろうか。論文本文にはsupplementに写真があると書いてあったがめんどくさくて見てはいない。sham(対象)としてオレンジの光を浴びせる群を作って比較する。一回だけ使用して、その後うつ病の治療をせずに6週間フォローアップする。方法としては、赤外線で温めて深部体温を38.5度にして、それが終わったらスイッチを切って60分のクールダウンになる。38.5度にするのに、だいたい19分くらい平均でかかって、明らかな副作用にShamと差はなかった。とのこと。
温熱療法の効果はテキメンでshamと比べてHAMDで4点くらい差がついており、しかも効果は使用すぐに発現しておりその後も6週間持続していた。。。
本当かよ?という結果。うつ病になったら温泉に入ればよいのだろうか、、、それも1回だけ、、、??? 掲載されているのは天下のJAMApsychiatryだぜ。
深部体温が38.5度というのはそれほど達成が難しいとは思えず、通常の41度程度の温泉やサウナで十分な時間温浴すれば達成できそうな気がしてしまう。しかも1回だけでいい。そもそも風邪とかで熱出したらどうなんだ、それもうつ病に効果あるのかとか疑問もでる。
うつ病になったらゆっくりお風呂に浸かろう。きっと30分位つかったら深部体温も38.5度くらいになるよ、、、
これからの研究としては風呂に浸かる人とシャワーだけの人でうつ病の有病率を比べてみたら良いのだろうか、、、
精神科医療における週末効果
http://bjp.rcpsych.org/content/209/4/334
Mental health services, suicide and 7-day working
医療において週末効果というのが時折指摘される。週末に入院した患者の死亡率が高いというものであり、これまでの研究では有意差をもって指摘されている。
これは、どのような急性期病院でも週末になると人手が少なくなっており、検査等も動いていないものがあるということで説明されており、急性期でない病院ではさらにその傾向が大きくなると考えられる。病院は他の業種よりも夜間・週末にもWeekDayと変わらない業務を行おうと努力はしているが、完全に24時間365日完全な業務を行うのは不可能でありやむを得ないところがある。
今回の論文では、その週末効果は精神科領域ではほとんど検討されていないということに注目して、精神科領域での週末効果をみた論文である。
方法としては精神科領域の治療アウトカムとして自殺を使用している。入院、退院後、自殺企図、自殺既遂などいくつかの群で検討しているが、驚くことに、結果は週末のほうがどの群でも自殺行動が「少なかった」。
「少なかった」。。。他の医療分野と異なり、精神科では自殺をアウトカムとしてみた場合週末のほうがWeekDayよりアウトカムが良いということか、、、つまり医療の手が薄いほうがアウトカムが良い、、、
自殺既遂についてはincidence rate ratio (IRR) 0.52と週末のほうが半分近く少なかった。。。全体でも12-15%程度自殺行動が低いという結果で、週末の自殺関連行動は出現率がかなり低いという結果である。
うーむ。。。僕らがやっているのは無駄なのだろうか、、、どう解釈して良いのかわからない。。。週末のほうが家族などのサポートが多いとかそういう考察で良いのだろうか。
2017年5月25日木曜日
孤独感と脳内のアミロイド沈着、リチウム内服とがんリスク、FDAの有害事象報告システム(FAERS)の解析でケタミンのうつ病への効果が示唆された、インターフェロン治療で発生する抑うつのリスク因子
Association of Higher Cortical Amyloid Burden With Loneliness in Cognitively Normal Older Adults
http://jamanetwork.com/journals/jamapsychiatry/article-abstract/2575729
ハーバードでの研究。
認知機能が正常な高齢者にアミロイド蛋白の沈着を同定できるアミロイドPETであるPiB-PETを施行。皮質のアミロイドの沈着度合いと「孤独さ(孤独感)」との関係を、年齢、性別、アポリポプロテインEε4、社会経済的状態、うつ、不安および社会的ネットワーク調整した上で調べた。孤独感は3-item UCLA Loneliness Scale にて計量された。
結果はアミロイドの沈着度合いが高いほど孤独感が高いという結果であった。
結論では孤独さ(孤独感)は前アルツハイマー病状態においてアミロイド沈着の症状である可能性があると著者たちは考えている。
感想としては逆に孤独感が脳に悪影響を及ぼしてアミロイド沈着を高めている可能性はないのかと思うが、これは本文では議論されているのであろうか。
Use of lithium and cancer risk in patients with bipolar disorder: population-based cohort study
http://bjp.rcpsych.org/content/209/5/393
リチウムは双極性障害の治療に用いられ、「気分安定薬」と呼ばれる。ナシア・ガミーはリチウムの使用に習熟していないと気分障害治療医として失格だというようなことを述べており、他に双極性障害の治療に使用が可能な薬剤が出てきて入るとはいえ、現在もリチウムは双極性障害治療の主役である。
リチウムはGSK-3と呼ばれる細胞内シグナル伝達物質の活性を抑制する。このシグナル伝達物質はリン酸化されることでシグナル伝達が活性化するが、脳内と他の身体内では異なった情報の伝達をしている可能性がある。というか、細胞内のシグナル伝達物質なので、その細胞がどのような役割をしているのかにかかわらず、その細胞内では情報伝達をする物質として働く。このGSK-3は一部の癌において活性化しているといわれており、癌化のメカニズムの一部に関与している可能性がある。また、リチウムはこのGSK-3の活性を抑制することがわかっている。
この研究ではリチウム内服患者の癌化リスクを保険のデータベースから調べたもので、結果としてリチウム内服患者の癌化のハザード比は0.735と有意に低く、さらに内服量の多い患者ほど癌化リスクが低かった。
リチウムは明らかに双極性障害に効果のある薬剤で、普段から積極的に使用をしている薬剤ではある。ただ、時折意識障害や腎障害、尿崩症などの副作用にびっくりさせられることもある注意が必要な薬剤という側面もある。しかし、主の作用の気分安定作用のみではなく副産物として癌化リスクが低くなるのであれば、さらに処方理由は高まるわけであり、今後も注意しながら必要のある患者さんには積極的に勧めていきたいと思った。
FDAデータベースの解析でケタミン・ミノサイクリン・ジクロフェナク・ボトックス使用者のうつ病報告が少ないことが判明
Population scale data reveals the antidepressant effects of ketamine and other therapeutics approved for non-psychiatric indications
FDAの有害事象報告システム 「FDA Adverse Event Reporting System(FAERS)」で報告された結果を解析。ketamineを使用している患者たちは、他の疼痛治療薬を使用している患者たちより抑うつや痛みの出現が少なかったという。どれくらい少なかったかというと、対数オッズ比で-0.67と-0.41。対数オッズ比について調べてみたが、この数字がどれくらい大きな値なのかわからない、、、有意ではあるようだが。
ケタミンは解離性麻酔薬として用いられるが、依存性や悪夢といった問題があり、使用が簡単な薬剤ではない。日本では近年、麻薬に指定された。
僕はケタミンの麻酔外使用や大麻の医療使用については慎重な立場である。もちろんベネフィットが完全に証明されれば使用を認めていくべきではあると考えるが、まだ時期尚早と考えている。今回の結果も面白い方向性からの情報ではあるが、もっと直接的・科学的解明が進んでからの使用を考えるべきだと思う。
Risk factors and clinical characteristics of the depressive state induced by pegylated interferon therapy in patients with hepatitis C virus infection: A prospective study
インターフェロン治療はC型肝炎の治療に用いられるが、頻度の高い副作用として抑うつがある。頻度が高いのみではなく重症度の高い患者も多いようで、インターフェロン治療をする患者は、治療前に抑うつ傾向がないか精神科医の診察をうけるのが一般的となっている。大学病院に勤めていたころはよくコンサルトを受けて何人もの患者さんに治療前評価を行っていたが、その後抑うつが発症したことはなく、どれくらいの頻度で抑うつが生じるか、どのような抑うつなのかわからないままだった。
今回の論文はインターフェロン治療を受ける患者さんを前向きにフォローしその後の抑うつの出現とそのリスク因子を評価している。69人のインターフェロン治療患者のうち18人(24.3%)が抑うつを発症した。
評価としては「Neuroticism–Extraversion–Openness Five-Factor Inventory」 「the List of Threatening Events Questionnaire」「Beck Depression Inventory (BDI)」を用いて、インターフェロン治療前、2-4週後、さらにその4週後ごとに行っている。
抑うつ発症のピークは治療開始2-8週後と20週以降の2つのピークがあった。リスク因子としては基底のBDIの点数の高さと「neuroticism」だったというが、どちらもORは1.5以下で高くはない。抑うつをきたした人たちでは通常の抑うつのパターンと比べて‘somatic symptoms'が高得点だったという。
24.3%が抑うつ発症というのはおもったより高い頻度だった。今後同様の仕事をする事があればもっと丁寧に患者さんをフォローすべきかもしれない。
http://jamanetwork.com/journals/jamapsychiatry/article-abstract/2575729
ハーバードでの研究。
認知機能が正常な高齢者にアミロイド蛋白の沈着を同定できるアミロイドPETであるPiB-PETを施行。皮質のアミロイドの沈着度合いと「孤独さ(孤独感)」との関係を、年齢、性別、アポリポプロテインEε4、社会経済的状態、うつ、不安および社会的ネットワーク調整した上で調べた。孤独感は3-item UCLA Loneliness Scale にて計量された。
結果はアミロイドの沈着度合いが高いほど孤独感が高いという結果であった。
結論では孤独さ(孤独感)は前アルツハイマー病状態においてアミロイド沈着の症状である可能性があると著者たちは考えている。
感想としては逆に孤独感が脳に悪影響を及ぼしてアミロイド沈着を高めている可能性はないのかと思うが、これは本文では議論されているのであろうか。
Use of lithium and cancer risk in patients with bipolar disorder: population-based cohort study
http://bjp.rcpsych.org/content/209/5/393
リチウムは双極性障害の治療に用いられ、「気分安定薬」と呼ばれる。ナシア・ガミーはリチウムの使用に習熟していないと気分障害治療医として失格だというようなことを述べており、他に双極性障害の治療に使用が可能な薬剤が出てきて入るとはいえ、現在もリチウムは双極性障害治療の主役である。
リチウムはGSK-3と呼ばれる細胞内シグナル伝達物質の活性を抑制する。このシグナル伝達物質はリン酸化されることでシグナル伝達が活性化するが、脳内と他の身体内では異なった情報の伝達をしている可能性がある。というか、細胞内のシグナル伝達物質なので、その細胞がどのような役割をしているのかにかかわらず、その細胞内では情報伝達をする物質として働く。このGSK-3は一部の癌において活性化しているといわれており、癌化のメカニズムの一部に関与している可能性がある。また、リチウムはこのGSK-3の活性を抑制することがわかっている。
この研究ではリチウム内服患者の癌化リスクを保険のデータベースから調べたもので、結果としてリチウム内服患者の癌化のハザード比は0.735と有意に低く、さらに内服量の多い患者ほど癌化リスクが低かった。
リチウムは明らかに双極性障害に効果のある薬剤で、普段から積極的に使用をしている薬剤ではある。ただ、時折意識障害や腎障害、尿崩症などの副作用にびっくりさせられることもある注意が必要な薬剤という側面もある。しかし、主の作用の気分安定作用のみではなく副産物として癌化リスクが低くなるのであれば、さらに処方理由は高まるわけであり、今後も注意しながら必要のある患者さんには積極的に勧めていきたいと思った。
FDAデータベースの解析でケタミン・ミノサイクリン・ジクロフェナク・ボトックス使用者のうつ病報告が少ないことが判明
FDAの有害事象報告システム(FAERS)の全データ800万件解析により、麻酔鎮痛剤ケタミンの使用者には「うつ病」の報告割合が有意に少ないことが判明した(Independent、Scientific Reports)。また、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)のジクロフェナク、抗生物質ミノサイクリン、抗シワ剤ボトックス(ボツリヌストキシン)といった薬剤でもケタミン同様にうつ病報告が少なく、抗うつ作用が示唆された。ミノサイクリンについては「精神症状」「妄想」「せん妄」の報告も少ないことも示されたという。なお、ボトックスの抗うつ作用メカニズムは不明である。これらは因果関係を証明するものではないが、相関関係は有効性を示唆している。
Population scale data reveals the antidepressant effects of ketamine and other therapeutics approved for non-psychiatric indications
FDAの有害事象報告システム 「FDA Adverse Event Reporting System(FAERS)」で報告された結果を解析。ketamineを使用している患者たちは、他の疼痛治療薬を使用している患者たちより抑うつや痛みの出現が少なかったという。どれくらい少なかったかというと、対数オッズ比で-0.67と-0.41。対数オッズ比について調べてみたが、この数字がどれくらい大きな値なのかわからない、、、有意ではあるようだが。
ケタミンは解離性麻酔薬として用いられるが、依存性や悪夢といった問題があり、使用が簡単な薬剤ではない。日本では近年、麻薬に指定された。
僕はケタミンの麻酔外使用や大麻の医療使用については慎重な立場である。もちろんベネフィットが完全に証明されれば使用を認めていくべきではあると考えるが、まだ時期尚早と考えている。今回の結果も面白い方向性からの情報ではあるが、もっと直接的・科学的解明が進んでからの使用を考えるべきだと思う。
Risk factors and clinical characteristics of the depressive state induced by pegylated interferon therapy in patients with hepatitis C virus infection: A prospective study
インターフェロン治療はC型肝炎の治療に用いられるが、頻度の高い副作用として抑うつがある。頻度が高いのみではなく重症度の高い患者も多いようで、インターフェロン治療をする患者は、治療前に抑うつ傾向がないか精神科医の診察をうけるのが一般的となっている。大学病院に勤めていたころはよくコンサルトを受けて何人もの患者さんに治療前評価を行っていたが、その後抑うつが発症したことはなく、どれくらいの頻度で抑うつが生じるか、どのような抑うつなのかわからないままだった。
今回の論文はインターフェロン治療を受ける患者さんを前向きにフォローしその後の抑うつの出現とそのリスク因子を評価している。69人のインターフェロン治療患者のうち18人(24.3%)が抑うつを発症した。
評価としては「Neuroticism–Extraversion–Openness Five-Factor Inventory」 「the List of Threatening Events Questionnaire」「Beck Depression Inventory (BDI)」を用いて、インターフェロン治療前、2-4週後、さらにその4週後ごとに行っている。
抑うつ発症のピークは治療開始2-8週後と20週以降の2つのピークがあった。リスク因子としては基底のBDIの点数の高さと「neuroticism」だったというが、どちらもORは1.5以下で高くはない。抑うつをきたした人たちでは通常の抑うつのパターンと比べて‘somatic symptoms'が高得点だったという。
24.3%が抑うつ発症というのはおもったより高い頻度だった。今後同様の仕事をする事があればもっと丁寧に患者さんをフォローすべきかもしれない。
2017年3月20日月曜日
離婚/結婚とアルコール依存症、精神科薬オーバードーズでの死亡率、SSRI処方率の変化
http://ajp.psychiatryonline.org/doi/abs/10.1176/appi.ajp.2016.16050589?af=R
Divorce and the Onset of Alcohol Use Disorder: A Swedish Population-Based Longitudinal Cohort and Co-Relative Study
離婚するとアルコール依存症になるリスクが男女とも大体3.5倍位になるというスウェーデンの報告。寡婦(夫)でも同じかそれ以上のリスクになるという。
ま、そりゃそうだろうとも思うが、思った以上にインパクトが大きい。離婚したら独りになってだれも面倒見てくれないし、飲酒の注意もしてくれない。それだけじゃなくて時間を持て余すようになって酒に走ってしまうかもしれない。結婚している人は幸せを噛みしめるべきなのかもしれない。また、離婚→アルコール依存→経済的破滅→人生終了となっている人も多いのかもしれない。そのトリガーを引かないためにも夫婦仲は良くしておきたい。
http://ajp.psychiatryonline.org/doi/abs/10.1176/appi.ajp.2016.15111373?af=R
Effect of Marriage on Risk for Onset of Alcohol Use Disorder: A Longitudinal and Co-Relative Analysis in a Swedish National Sample
逆方向からの論文。結婚するとアルコール依存症の罹患リスクがすご~く下がる。リスク比は男で0.41、女で0.27!!!!大体1/3から1/4になる!!!!
逆に言うとモテない男は家で酒でも飲んでるしか無いという、、、
http://ajp.psychiatryonline.org/doi/abs/10.1176/appi.ajp.2016.16050523?af=R
Morbidity and Mortality Associated With Medications Used in the Treatment of Depression: An Analysis of Cases Reported to U.S. Poison Control Centers, 2000–2014
2000年から2014年の中毒センターからの情報をまとめた論文。薬をオーバードーズした際の死亡率を比較している。複数の薬を服用した症例は検討に加えず、単剤を大量に服用した症例を検討しているようだ。これによると当然三環系抗うつ薬は高い死亡率を示したが、Lithium, venlafaxine, bupropion, quetiapine, olanzapine, ziprasidone, valproic acid, carbamazepine, citalopram が高い死亡率と関係していた。
意外なのは第二世代と呼ばれるような新規の抗うつ薬、抗精神病薬でも高い死亡率と関係していたことで、比較的新しい抗うつ薬であるSSRIなどを使用していても大量服薬にはやはり注意が必要ということのようである。大量服薬リスクの高い患者さんに対しては薬の内容を見直すことも大事だと思うが、この結果では薬の内容を変える以外の対処が必要かもしれないと思った。
http://bjp.rcpsych.org/content/209/5/421
Initiation and duration of selective serotonin reuptake inhibitor prescribing over time: UK cohort study
日本のメディア等では、うつ病の増加とそれに対する安易な抗うつ薬の処方の報道がなされることがある。それはイギリスでも同様のようであり、この研究はSSRIの処方率の変化を研究している。それによると、イギリスでは2001年からSSRIの処方率は大きく変化がないようである。ただし、SSRIで治療を受けていた症例は長期に治療を受けていた可能性があるという。
日本でも同様の傾向があると考えられる。
少なくとも報道の効果を受けてSSRIの処方率は変化がないということは医者はそれほど報道には影響を受けていないということなのだろうか。それとも患者が報道に左右された受診行動を取っていないということなのだろうか。
Divorce and the Onset of Alcohol Use Disorder: A Swedish Population-Based Longitudinal Cohort and Co-Relative Study
離婚するとアルコール依存症になるリスクが男女とも大体3.5倍位になるというスウェーデンの報告。寡婦(夫)でも同じかそれ以上のリスクになるという。
ま、そりゃそうだろうとも思うが、思った以上にインパクトが大きい。離婚したら独りになってだれも面倒見てくれないし、飲酒の注意もしてくれない。それだけじゃなくて時間を持て余すようになって酒に走ってしまうかもしれない。結婚している人は幸せを噛みしめるべきなのかもしれない。また、離婚→アルコール依存→経済的破滅→人生終了となっている人も多いのかもしれない。そのトリガーを引かないためにも夫婦仲は良くしておきたい。
http://ajp.psychiatryonline.org/doi/abs/10.1176/appi.ajp.2016.15111373?af=R
Effect of Marriage on Risk for Onset of Alcohol Use Disorder: A Longitudinal and Co-Relative Analysis in a Swedish National Sample
逆方向からの論文。結婚するとアルコール依存症の罹患リスクがすご~く下がる。リスク比は男で0.41、女で0.27!!!!大体1/3から1/4になる!!!!
逆に言うとモテない男は家で酒でも飲んでるしか無いという、、、
http://ajp.psychiatryonline.org/doi/abs/10.1176/appi.ajp.2016.16050523?af=R
Morbidity and Mortality Associated With Medications Used in the Treatment of Depression: An Analysis of Cases Reported to U.S. Poison Control Centers, 2000–2014
2000年から2014年の中毒センターからの情報をまとめた論文。薬をオーバードーズした際の死亡率を比較している。複数の薬を服用した症例は検討に加えず、単剤を大量に服用した症例を検討しているようだ。これによると当然三環系抗うつ薬は高い死亡率を示したが、Lithium, venlafaxine, bupropion, quetiapine, olanzapine, ziprasidone, valproic acid, carbamazepine, citalopram が高い死亡率と関係していた。
意外なのは第二世代と呼ばれるような新規の抗うつ薬、抗精神病薬でも高い死亡率と関係していたことで、比較的新しい抗うつ薬であるSSRIなどを使用していても大量服薬にはやはり注意が必要ということのようである。大量服薬リスクの高い患者さんに対しては薬の内容を見直すことも大事だと思うが、この結果では薬の内容を変える以外の対処が必要かもしれないと思った。
http://bjp.rcpsych.org/content/209/5/421
Initiation and duration of selective serotonin reuptake inhibitor prescribing over time: UK cohort study
日本のメディア等では、うつ病の増加とそれに対する安易な抗うつ薬の処方の報道がなされることがある。それはイギリスでも同様のようであり、この研究はSSRIの処方率の変化を研究している。それによると、イギリスでは2001年からSSRIの処方率は大きく変化がないようである。ただし、SSRIで治療を受けていた症例は長期に治療を受けていた可能性があるという。
日本でも同様の傾向があると考えられる。
少なくとも報道の効果を受けてSSRIの処方率は変化がないということは医者はそれほど報道には影響を受けていないということなのだろうか。それとも患者が報道に左右された受診行動を取っていないということなのだろうか。
2017年3月16日木曜日
status dissociatusについて
睡眠時の異常行動についての論文を読んでいて、status dissosicatusという状態名にぶちあたり、よく理解できなかったため勉強した。日本語でこの状態について書かれたものはネット上ではほとんど見つけることができなかったため、ここに記しておく。
人は寝ると睡眠相がⅠ、Ⅱと進んでいく。かつては睡眠相はⅣまで分類されていたが、現在は、Ⅰ.Ⅱ.Ⅲと3つに分けられている。Ⅰは軽眠期であり、覚醒時にみられたα波が消失して低振幅で不規則な脳波になる。Ⅱになると脳波はさらに徐波化し、Kcomplexやspindleと呼ばれる特徴的な脳波を示すようになる。Ⅲになると完全に脳波は徐波化し、δ波が中心となる。
こういった睡眠相に加えて、睡眠には特殊な状態があり、それがREM睡眠である。REM睡眠では覚醒時に近い脳波所見となるが、身体の筋は脱力しており、脳は覚醒に近いが身体は寝ている状態で、この時に人は夢をみているとされる。
こう考えると人の状態には概ね3つの相がある。覚醒、non-REM睡眠(睡眠Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ相)、REM睡眠である。
これらの相は教科書的にはきれいに別れていて各相から相へ順番に移っていくことになっているが、時にオーバーラップしたり、中途半端な状態にとどまったりすること有り、そうすると通常の睡眠と異なる状態や症状を呈することになる。脳波などの所見と筋活動などが、通常の睡眠での状態では睡眠相Ⅰではこういう脳波でこういう筋活動という組み合わせというのが、異なる組み合わせで現れることがある。
state dissociation disordersはこういった覚醒ー睡眠相の通常の組み合わせとは「解離」してしまうことによって起こる病気のことであり、
status dissociatusとはそういった解離状態が長く続いてしまう状態のようである。
MahowaldとSchenckという人たちがこういった状態に興味を持っているようで、多くの論文を残している。彼らによると、下記のようにまとめられるということだ。
1. 覚醒/non-REM コンビネーション
A. 覚醒障害(睡眠時遊行症、睡眠時驚愕症、混乱性覚醒)
B. Psychogenic dissociation(精神科で言う解離性障害のことだろうか?)
2. 覚醒/REM コンビネーション
A. カタプレキシー、入眠時幻覚、睡眠麻痺
B. レム睡眠行動異常
C. 明晰夢
D. せん妄
3. 覚醒/non-REM/REM コンビネーション
A. Status dissociatus
B. 「パラソムニアオーバーラップ」症候群
4. non-REM/REM コンビネーション
論理的にはありうるが、意識にのぼらない
(Sleep. 1991 Feb;14(1):69-79. Status dissociatus--a perspective on states of being. Mahowald MW, Schenck CH.)
(Sleep Med Rev. 2016 Aug;28:5-17. From state dissociation to status dissociatus. Antelmi Eら)
Psychogenic dissociationとかせん妄の分類が本当にこれが正しいかは正直かなり疑問があるが、、、
Mahowald と Schenckはミネソタのグループで、1980年台から一貫して睡眠時の異常行動や睡眠時の暴力をテーマに活動しているようであり、それ関連の論文はほとんどこの二人が書いている。その中で上記のように睡眠相の解離・オーバーラップ症候群を分けるべきと考えるようになったようだ。
人は寝ると睡眠相がⅠ、Ⅱと進んでいく。かつては睡眠相はⅣまで分類されていたが、現在は、Ⅰ.Ⅱ.Ⅲと3つに分けられている。Ⅰは軽眠期であり、覚醒時にみられたα波が消失して低振幅で不規則な脳波になる。Ⅱになると脳波はさらに徐波化し、Kcomplexやspindleと呼ばれる特徴的な脳波を示すようになる。Ⅲになると完全に脳波は徐波化し、δ波が中心となる。
こういった睡眠相に加えて、睡眠には特殊な状態があり、それがREM睡眠である。REM睡眠では覚醒時に近い脳波所見となるが、身体の筋は脱力しており、脳は覚醒に近いが身体は寝ている状態で、この時に人は夢をみているとされる。
こう考えると人の状態には概ね3つの相がある。覚醒、non-REM睡眠(睡眠Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ相)、REM睡眠である。
これらの相は教科書的にはきれいに別れていて各相から相へ順番に移っていくことになっているが、時にオーバーラップしたり、中途半端な状態にとどまったりすること有り、そうすると通常の睡眠と異なる状態や症状を呈することになる。脳波などの所見と筋活動などが、通常の睡眠での状態では睡眠相Ⅰではこういう脳波でこういう筋活動という組み合わせというのが、異なる組み合わせで現れることがある。
state dissociation disordersはこういった覚醒ー睡眠相の通常の組み合わせとは「解離」してしまうことによって起こる病気のことであり、
status dissociatusとはそういった解離状態が長く続いてしまう状態のようである。
MahowaldとSchenckという人たちがこういった状態に興味を持っているようで、多くの論文を残している。彼らによると、下記のようにまとめられるということだ。
1. 覚醒/non-REM コンビネーション
A. 覚醒障害(睡眠時遊行症、睡眠時驚愕症、混乱性覚醒)
B. Psychogenic dissociation(精神科で言う解離性障害のことだろうか?)
2. 覚醒/REM コンビネーション
A. カタプレキシー、入眠時幻覚、睡眠麻痺
B. レム睡眠行動異常
C. 明晰夢
D. せん妄
3. 覚醒/non-REM/REM コンビネーション
A. Status dissociatus
B. 「パラソムニアオーバーラップ」症候群
4. non-REM/REM コンビネーション
論理的にはありうるが、意識にのぼらない
(Sleep. 1991 Feb;14(1):69-79. Status dissociatus--a perspective on states of being. Mahowald MW, Schenck CH.)
(Sleep Med Rev. 2016 Aug;28:5-17. From state dissociation to status dissociatus. Antelmi Eら)
Psychogenic dissociationとかせん妄の分類が本当にこれが正しいかは正直かなり疑問があるが、、、
Mahowald と Schenckはミネソタのグループで、1980年台から一貫して睡眠時の異常行動や睡眠時の暴力をテーマに活動しているようであり、それ関連の論文はほとんどこの二人が書いている。その中で上記のように睡眠相の解離・オーバーラップ症候群を分けるべきと考えるようになったようだ。
2017年2月15日水曜日
オメガ3脂肪酸、SSRIと暴力、中絶とメンタルヘルス、いびきと血圧
Omega-3 Prevents Conversion to Psychosis
オメガ3脂肪酸は精神病の発症を予防する
12週間のオメガ3脂肪酸の投与は12ヶ月後の精神病へのconversionを予防するという統合失調症ハイリスク群へのrandomized placebo-controlled studyがあったが、さらにその後のフォローアップを行なったというstudy。平均6.7年のフォローアップで、オメガ3脂肪酸投与群で10%が精神病を発症したのに比べてplacebo群は40%が精神病を発症していた。
ハイリスク群の研究とはいえ、思ったより大きいエフェクトサイズがある。オメガ3脂肪酸ってDHAとかなので、やっぱり魚を食べた方が良いのだろうか。この研究での投与量は一日1.2gとのことであるが、代表的なサプリを調べたところ概ね一日量は400mgに設定されているようだ。結構多い量が投与されている。
これを見て、子供にはなるべくDHA飲ませようと思った。1.2gは多いけど、、、
Selective Serotonin Reuptake Inhibitors and Violent Crime: A Cohort Study
SSRIと暴力的な犯罪との関係を調べた研究。
10年くらい前にSSRIを投与すると若年者で自殺リスクが高まるなどという議論があって、SSRI(特にパキシル)を未成年者には投与しないようにしようという機運が高まった。最近は前ほど切迫感を持ってそういう話を受けることはなくなったけれども、未成年の抑うつにSSRIを処方する医者は現在ほとんどいなくなっていると思われる。そういう古い話を蒸し返すような論文。
15-24,25-34,35-44,44-olderの年齢群では15-24歳の群でのみSSRI投与と暴力的な犯罪傾向に相関が見られたという結果である。
前述の自殺にも繋がるような衝動性の亢進が若年者ではSSRIによって引き起こされるのだろうか。
Women’s Mental Health and Well-being 5 Years After Receiving or Being Denied an Abortion
中絶を「否定された」女性のメンタルヘルス
中絶を行う施設を訪れた女性へのアンケート調査。8日後に聞いたところ中絶できなかった女性の方が、中絶できた女性よりも自己評価、不安の値が高かった。でも、どうも5年後には変わりはなかったという結果?よくわからん。
The Relationship between Snoring Sound Intensity and Morning Blood Pressure in Workers http://dx.doi.org/10.5664/jcsm.6340
いびきの音がでかいと朝の血圧が高い。
いびきがでかい→OSASが重症→血圧が高いということなのだろうか?
オメガ3脂肪酸は精神病の発症を予防する
12週間のオメガ3脂肪酸の投与は12ヶ月後の精神病へのconversionを予防するという統合失調症ハイリスク群へのrandomized placebo-controlled studyがあったが、さらにその後のフォローアップを行なったというstudy。平均6.7年のフォローアップで、オメガ3脂肪酸投与群で10%が精神病を発症したのに比べてplacebo群は40%が精神病を発症していた。
ハイリスク群の研究とはいえ、思ったより大きいエフェクトサイズがある。オメガ3脂肪酸ってDHAとかなので、やっぱり魚を食べた方が良いのだろうか。この研究での投与量は一日1.2gとのことであるが、代表的なサプリを調べたところ概ね一日量は400mgに設定されているようだ。結構多い量が投与されている。
これを見て、子供にはなるべくDHA飲ませようと思った。1.2gは多いけど、、、
Selective Serotonin Reuptake Inhibitors and Violent Crime: A Cohort Study
SSRIと暴力的な犯罪との関係を調べた研究。
10年くらい前にSSRIを投与すると若年者で自殺リスクが高まるなどという議論があって、SSRI(特にパキシル)を未成年者には投与しないようにしようという機運が高まった。最近は前ほど切迫感を持ってそういう話を受けることはなくなったけれども、未成年の抑うつにSSRIを処方する医者は現在ほとんどいなくなっていると思われる。そういう古い話を蒸し返すような論文。
15-24,25-34,35-44,44-olderの年齢群では15-24歳の群でのみSSRI投与と暴力的な犯罪傾向に相関が見られたという結果である。
前述の自殺にも繋がるような衝動性の亢進が若年者ではSSRIによって引き起こされるのだろうか。
Women’s Mental Health and Well-being 5 Years After Receiving or Being Denied an Abortion
中絶を「否定された」女性のメンタルヘルス
中絶を行う施設を訪れた女性へのアンケート調査。8日後に聞いたところ中絶できなかった女性の方が、中絶できた女性よりも自己評価、不安の値が高かった。でも、どうも5年後には変わりはなかったという結果?よくわからん。
The Relationship between Snoring Sound Intensity and Morning Blood Pressure in Workers http://dx.doi.org/10.5664/jcsm.6340
いびきの音がでかいと朝の血圧が高い。
いびきがでかい→OSASが重症→血圧が高いということなのだろうか?
2017年2月1日水曜日
双極Ⅱ型障害の治療での躁転リスク、睡眠薬と自殺リスク、自閉症児の両親のレストレスレッグ
アブストラクトしか読んでないです
Switch Rates During Acute Treatment for Bipolar II Depression With Lithium, Sertraline, or the Two Combined: A Randomized Double-Blind Comparison
http://ajp.psychiatryonline.org/doi/abs/10.1176/appi.ajp.2016.15040558?af=R
双極2型障害のうつ状態の患者さんに、リーマス、ジェイゾロフト、あるいはその両方を処方してみたという論文。双極性障害の人に抗うつ薬は禁忌に近く、出すと躁転するかrapid cycleになるという可能性が高くて医原性に難しい患者さんをつくってしまう。なのでリーマスを中心にしなければならないとよく言われる。
しかし、この論文では抗うつ薬、リーマス、あるいはそれらのコンビネーション治療でどれも躁転率に変わりがなかったという、感覚や常識に反する結果が出ている。rapid cycleについては検討されていないようなので、やはりrapid cycle化することは考えておかねばならいのではないだろうか。意外な結果だけど、やっぱり先ずはリーマスで治療をしていくことを今後も考えると思う
Hypnotic Medications and Suicide: Risk, Mechanisms, Mitigation, and the FDA
http://ajp.psychiatryonline.org/doi/abs/10.1176/appi.ajp.2016.16030336
ベンゾジアゼピンをはじめとした睡眠薬が自殺リスクをあげるというレビュー論文。以前から不眠は自殺リスクをあげるというのはよく言われていたが。
インクルードされた論文の中では適切に基礎の精神疾患の影響を除外して評価できた論文はなかったということが書いてある。睡眠薬が不眠を改善することによって不眠が原因の自殺リスクを結局下げるのか、睡眠薬の効果で結局総合の自殺リスクが上がるのかはよくわからんようだ。
この論文は本文を読まないと自分の処方行動を変化させるべきかどうかはよくわからないな、、、
ベンゾがパラソムニアを増やして、自殺関連行動を押し上げているのではという記載もある。そうするとそれはただの見かけの自殺関連リスクな訳で、あんまり気にしなくても良いような、、、
Symptoms of Restless Legs Syndrome in Biological Caregivers of Children with Autism Spectrum Disorders
http://www.aasmnet.org/jcsm/ViewAbstract.aspx?pid=30904
まず、「Biological Caregiver」という表現にびっくりした。ggrksしてもほとんどこの論文しか出てこない。これは「両親」ってことだよね??
自閉症スペクトラムの子供を持つ両親がレストレスレッグ症候群を持っていることが多いという論文。さらにレストレスレッグ症候群があると、よりメンタルが病んでいて、夜寝られていないとのこと。ま、当たり前。
abstract内ではどうも遺伝的なものじゃないか、なので自閉症スペクトラムの子達も逆にレストレスレッグ症候群を持っているのではないか、というようなことが書いてある。
なかなか自分の治療行動を直接的に変えてしまう論文はそう多くない
Switch Rates During Acute Treatment for Bipolar II Depression With Lithium, Sertraline, or the Two Combined: A Randomized Double-Blind Comparison
http://ajp.psychiatryonline.org/doi/abs/10.1176/appi.ajp.2016.15040558?af=R
双極2型障害のうつ状態の患者さんに、リーマス、ジェイゾロフト、あるいはその両方を処方してみたという論文。双極性障害の人に抗うつ薬は禁忌に近く、出すと躁転するかrapid cycleになるという可能性が高くて医原性に難しい患者さんをつくってしまう。なのでリーマスを中心にしなければならないとよく言われる。
しかし、この論文では抗うつ薬、リーマス、あるいはそれらのコンビネーション治療でどれも躁転率に変わりがなかったという、感覚や常識に反する結果が出ている。rapid cycleについては検討されていないようなので、やはりrapid cycle化することは考えておかねばならいのではないだろうか。意外な結果だけど、やっぱり先ずはリーマスで治療をしていくことを今後も考えると思う
Hypnotic Medications and Suicide: Risk, Mechanisms, Mitigation, and the FDA
http://ajp.psychiatryonline.org/doi/abs/10.1176/appi.ajp.2016.16030336
ベンゾジアゼピンをはじめとした睡眠薬が自殺リスクをあげるというレビュー論文。以前から不眠は自殺リスクをあげるというのはよく言われていたが。
インクルードされた論文の中では適切に基礎の精神疾患の影響を除外して評価できた論文はなかったということが書いてある。睡眠薬が不眠を改善することによって不眠が原因の自殺リスクを結局下げるのか、睡眠薬の効果で結局総合の自殺リスクが上がるのかはよくわからんようだ。
この論文は本文を読まないと自分の処方行動を変化させるべきかどうかはよくわからないな、、、
ベンゾがパラソムニアを増やして、自殺関連行動を押し上げているのではという記載もある。そうするとそれはただの見かけの自殺関連リスクな訳で、あんまり気にしなくても良いような、、、
Symptoms of Restless Legs Syndrome in Biological Caregivers of Children with Autism Spectrum Disorders
http://www.aasmnet.org/jcsm/ViewAbstract.aspx?pid=30904
まず、「Biological Caregiver」という表現にびっくりした。ggrksしてもほとんどこの論文しか出てこない。これは「両親」ってことだよね??
自閉症スペクトラムの子供を持つ両親がレストレスレッグ症候群を持っていることが多いという論文。さらにレストレスレッグ症候群があると、よりメンタルが病んでいて、夜寝られていないとのこと。ま、当たり前。
abstract内ではどうも遺伝的なものじゃないか、なので自閉症スペクトラムの子達も逆にレストレスレッグ症候群を持っているのではないか、というようなことが書いてある。
なかなか自分の治療行動を直接的に変えてしまう論文はそう多くない
2017年1月21日土曜日
またちょっと勉強した。医学研究に対する製薬会社の影響。MSLTを受ける人にはdrug screeningを考慮すべき。
Sponsorship bias in the comparative efficacy of psychotherapy and pharmacotherapy for adult depression: meta-analysis
うつ病に関して、薬物療法と精神療法を比べた研究を集めてみたところ、製薬会社がスポンサーしている研究では、「slightly」に薬物療法が優っているという結果が出たというシステマティックレヴュー。
こういったスポンサーがいる研究ではいらぬバイアスがかかるという話題はよく出る話ではある。
しかし、研究はデザインする段階で出したい結果を想定してデザインすることだって多いし、その想定した結果が出やすいようなデザインをする傾向にあるのは当たり前だと思う。それはスポンサーされているかどうかとは微妙にずれた動機付けでバイアスがかかっているということだと思う。
なので、この結果が何を示しているかはよくわからない。お金を出しているから、その出し手に有利な結果が出ていると理解できるのか、それともそういった研究をしようと動機付けた主体が予想した結果が出ているのか、、、、
スポンサーの問題はスポンサーの存在を排除することで科学の純粋性を保つという方針よりは、反論を容易にしたり違う結果の論文を出しやすくすることで議論を深める方向の論文が増えることを目指す方針がいいと思うのだが。
Importance of Urinary Drug Screening in the Multiple Sleep Latency Test and Maintenance of Wakefulness Test
MSLT、MWT:日中の眠気を調べるテスト をやるには尿の中の薬物のチェックをした方がいいぜという論文
amphetamines アンフェタミン, barbiturates バルビツレート, benzodiazepines ベンゾジアゼピン, cannabinoids カナビス(大麻), cocaine コカイン, methadone メタドン(ヘロイン依存症の治療薬), opiates(オピオイド(モルヒネなど))が尿中に出てるかを、MSLTとかMWTとかをやる前にチェックするPSGの直後に調べたという。そしたら、16%の患者さんが陽性で出てしまった。。。
なので尿をチェックしましょうね、、、ということなのだろうが、、、
さすがはオーストラリアの論文。オージーはドラッグに寛容なのですね、、、、
日中の眠気がある人は薬剤の影響下にあるかもみたいなことが書いてあるけど、アンフェタミン(覚せい剤)やコカインは眠気が引きそうな気はするのだが、、、ま、いっか、、、
印象的ではあるけど、日本では役に立たない論文。ベンゾのことだけ調べれば良いのではなかろうか。
うつ病に関して、薬物療法と精神療法を比べた研究を集めてみたところ、製薬会社がスポンサーしている研究では、「slightly」に薬物療法が優っているという結果が出たというシステマティックレヴュー。
こういったスポンサーがいる研究ではいらぬバイアスがかかるという話題はよく出る話ではある。
しかし、研究はデザインする段階で出したい結果を想定してデザインすることだって多いし、その想定した結果が出やすいようなデザインをする傾向にあるのは当たり前だと思う。それはスポンサーされているかどうかとは微妙にずれた動機付けでバイアスがかかっているということだと思う。
なので、この結果が何を示しているかはよくわからない。お金を出しているから、その出し手に有利な結果が出ていると理解できるのか、それともそういった研究をしようと動機付けた主体が予想した結果が出ているのか、、、、
スポンサーの問題はスポンサーの存在を排除することで科学の純粋性を保つという方針よりは、反論を容易にしたり違う結果の論文を出しやすくすることで議論を深める方向の論文が増えることを目指す方針がいいと思うのだが。
Importance of Urinary Drug Screening in the Multiple Sleep Latency Test and Maintenance of Wakefulness Test
MSLT、MWT:日中の眠気を調べるテスト をやるには尿の中の薬物のチェックをした方がいいぜという論文
amphetamines アンフェタミン, barbiturates バルビツレート, benzodiazepines ベンゾジアゼピン, cannabinoids カナビス(大麻), cocaine コカイン, methadone メタドン(ヘロイン依存症の治療薬), opiates(オピオイド(モルヒネなど))が尿中に出てるかを、MSLTとかMWTとかをやる前にチェックするPSGの直後に調べたという。そしたら、16%の患者さんが陽性で出てしまった。。。
なので尿をチェックしましょうね、、、ということなのだろうが、、、
さすがはオーストラリアの論文。オージーはドラッグに寛容なのですね、、、、
日中の眠気がある人は薬剤の影響下にあるかもみたいなことが書いてあるけど、アンフェタミン(覚せい剤)やコカインは眠気が引きそうな気はするのだが、、、ま、いっか、、、
印象的ではあるけど、日本では役に立たない論文。ベンゾのことだけ調べれば良いのではなかろうか。
2016年12月29日木曜日
ナーシングホームでの介入、BPSDの患者に対するケアギバーの問題、初産時の母親の年齢と統合失調症発病リスク
ひさびさに色々調べて勉強したので。
Adherence to Continuous Positive Airway Pressure in Existing Users: Self-Efficacy Enhances the Association between Continuous Positive Airway Pressure and Adherence
http://www.aasmnet.org/jcsm/ViewAbstract.aspx?pid=30454
今のボスは睡眠時無呼吸の大家であるが、「CPAPは睡眠時無呼吸の治療のゴールドスタンダードで、他に替わる治療法がない。なので、コンプライアンスを高める努力は決定的に重要である」ということを強調する。
CPAPは一日4時間以上使用するのはなかなかに困難なほど治療アドヒアランスの悪い治療手技であるが、この論文では、その治療アドヒアランスと「Self-efficacy(自己効用感)」との関係を調べているようだ。自己効用感の高い患者ではCPAP圧が高くなってもアドヒアランスに大きな低下がなかったということだろうか。
自己効用感を高める工夫が必要かも。
Impact of Antipsychotic Review and Nonpharmacological Intervention on Antipsychotic Use, Neuropsychiatric Symptoms, and Mortality in People With Dementia Living in Nursing Homes: A Factorial Cluster-Randomized Controlled Trial by the Well-Being and Health for People With Dementia (WHELD) Program
http://ajp.psychiatryonline.org/doi/abs/10.1176/appi.ajp.2015.15010130?af=R
最近、転倒や過鎮静などの問題もあって、社会的に抗精神病薬の高齢者への投与が批判される傾向にあるような気がする。10年以上前は「抗精神病薬を高齢者に投与すると死亡率が2倍になるので慎重に投与」という記載が添付文書に載って、精神科医の処方行動は大きく変化したように思ったのだが、結局一時的なものでそのことは今は殆ど気にしなくなってしまった。でも、似たような問題提起が形を変えて現れる。
この論文では、「antipsychotic review」「social interaction」「exercise」の介入を「person-centered care」と組み合わせてナーシングホームで行ったようだ。
そうしたところ、「antipsychotic review」では抗精神病薬の投与が大きく減ったが、neuropsychiatric symptomは増えた。とのこと。「antipsychotic review」「social interaction」両方やると死亡率が減る。などなどなど
という結果が出たらしい。
ふーん、、、としか言いようがない。やっぱりよっぽど手をかけないと薬は減らせないってことですよね。
Behavioural and psychological symptoms in dementia and the challenges for family carers: systematic review
http://bjp.rcpsych.org/content/208/5/429
BPSDは辛い。認知症患者自身もつらいと思うが、介護する人もとてもつらい。時にはそれでDVにまで至ってしまう家庭もある。
この論文では、ケアされる人ではなく、ケアする人にフォーカスしてシステマティックレビューをしているようだ。
ケアする人が困難を感じるのは、「a sense of a declining relationship」「transgressions against social norms」「underlying beliefs that people with dementia inevitably lose their ‘personhood’」とのこと。大声出したり、暴れたり自体ではないとのことのようだ。
詩的すぎる結果だと思う。文にして解釈すればそうなるのだろうが、現場では暴力を抑えるしか無いように思うのだが、、、「a sense of a declining relationship」「transgressions against social norms」「underlying beliefs that people with dementia inevitably lose their ‘personhood’」のどれも原因は暴力や認知機能低下をもとにする異常行動だと思うのだが。
Evidence for Genetic Overlap Between Schizophrenia and Age at First Birth in Women
http://jamanetwork.com/journals/jamapsychiatry/article-abstract/2500042
最近子供が生まれたので
母親側のage at first birth とSchizophrenia riskをみると、U shapeでSchizophrenia riskがあがるようだ。若すぎても年取りすぎててもだめとのこと。
一番リスクが低い年齢はabstractからは読み取れず。どーせ20歳くらいなのかね。ログインしてPDFダウンロードすれば本文読めるんだけど、それは面倒なので今回はパス。
Adherence to Continuous Positive Airway Pressure in Existing Users: Self-Efficacy Enhances the Association between Continuous Positive Airway Pressure and Adherence
http://www.aasmnet.org/jcsm/ViewAbstract.aspx?pid=30454
今のボスは睡眠時無呼吸の大家であるが、「CPAPは睡眠時無呼吸の治療のゴールドスタンダードで、他に替わる治療法がない。なので、コンプライアンスを高める努力は決定的に重要である」ということを強調する。
CPAPは一日4時間以上使用するのはなかなかに困難なほど治療アドヒアランスの悪い治療手技であるが、この論文では、その治療アドヒアランスと「Self-efficacy(自己効用感)」との関係を調べているようだ。自己効用感の高い患者ではCPAP圧が高くなってもアドヒアランスに大きな低下がなかったということだろうか。
自己効用感を高める工夫が必要かも。
Impact of Antipsychotic Review and Nonpharmacological Intervention on Antipsychotic Use, Neuropsychiatric Symptoms, and Mortality in People With Dementia Living in Nursing Homes: A Factorial Cluster-Randomized Controlled Trial by the Well-Being and Health for People With Dementia (WHELD) Program
http://ajp.psychiatryonline.org/doi/abs/10.1176/appi.ajp.2015.15010130?af=R
最近、転倒や過鎮静などの問題もあって、社会的に抗精神病薬の高齢者への投与が批判される傾向にあるような気がする。10年以上前は「抗精神病薬を高齢者に投与すると死亡率が2倍になるので慎重に投与」という記載が添付文書に載って、精神科医の処方行動は大きく変化したように思ったのだが、結局一時的なものでそのことは今は殆ど気にしなくなってしまった。でも、似たような問題提起が形を変えて現れる。
この論文では、「antipsychotic review」「social interaction」「exercise」の介入を「person-centered care」と組み合わせてナーシングホームで行ったようだ。
そうしたところ、「antipsychotic review」では抗精神病薬の投与が大きく減ったが、neuropsychiatric symptomは増えた。とのこと。「antipsychotic review」「social interaction」両方やると死亡率が減る。などなどなど
という結果が出たらしい。
ふーん、、、としか言いようがない。やっぱりよっぽど手をかけないと薬は減らせないってことですよね。
Behavioural and psychological symptoms in dementia and the challenges for family carers: systematic review
http://bjp.rcpsych.org/content/208/5/429
BPSDは辛い。認知症患者自身もつらいと思うが、介護する人もとてもつらい。時にはそれでDVにまで至ってしまう家庭もある。
この論文では、ケアされる人ではなく、ケアする人にフォーカスしてシステマティックレビューをしているようだ。
ケアする人が困難を感じるのは、「a sense of a declining relationship」「transgressions against social norms」「underlying beliefs that people with dementia inevitably lose their ‘personhood’」とのこと。大声出したり、暴れたり自体ではないとのことのようだ。
詩的すぎる結果だと思う。文にして解釈すればそうなるのだろうが、現場では暴力を抑えるしか無いように思うのだが、、、「a sense of a declining relationship」「transgressions against social norms」「underlying beliefs that people with dementia inevitably lose their ‘personhood’」のどれも原因は暴力や認知機能低下をもとにする異常行動だと思うのだが。
Evidence for Genetic Overlap Between Schizophrenia and Age at First Birth in Women
http://jamanetwork.com/journals/jamapsychiatry/article-abstract/2500042
最近子供が生まれたので
母親側のage at first birth とSchizophrenia riskをみると、U shapeでSchizophrenia riskがあがるようだ。若すぎても年取りすぎててもだめとのこと。
一番リスクが低い年齢はabstractからは読み取れず。どーせ20歳くらいなのかね。ログインしてPDFダウンロードすれば本文読めるんだけど、それは面倒なので今回はパス。
2016年3月20日日曜日
2016年3月13日日曜日
過敏性腸症候群の治療
これまで、コロネル、イリボー、小建中湯でやってきた。
コロネル(500)3T3x、イリボー(5)1T1x、小建中湯3P3x的な。
てか、今調べてイリボーが女性に2.5で出せるようになったって知った。。。
でも、他の人の処方をみてセレキノン、フェロベリンも使用するということを知った。
セレキノン(100)3T-6T3x、フェロベリン6T3x
勉強になった、、、
自分の医療の幅が広がった感じがする。
コロネル(500)3T3x、イリボー(5)1T1x、小建中湯3P3x的な。
てか、今調べてイリボーが女性に2.5で出せるようになったって知った。。。
でも、他の人の処方をみてセレキノン、フェロベリンも使用するということを知った。
セレキノン(100)3T-6T3x、フェロベリン6T3x
勉強になった、、、
自分の医療の幅が広がった感じがする。
2016年3月12日土曜日
シャラポワが使っていた薬
テニスのシャラポワ 禁止薬物に陽性反応
シャラポワ選手が「メルドニウム」という物質を使用していて、ドーピングに引っかかり1年間の出場中止というニュース。
メルドニウムは今年から禁止薬物に指定され、シャラポワはそれを知らなかったという。
幾つかのニュースではメルドニウムが World Anti-Doping Agency (WADA) に登録されたということはわかったが、メルドニウムがどういう効能を持つのかわからなかった。
英語wikipediaによると
メルドニウムは「狭心症」「心筋虚血」等に対する薬剤として開発された。運動機能向上薬としてはそれほど科学的裏付けはない。他の薬剤との併用で慢性心不全患者での心機能の改善が2005年に報告されている。その後も幾つかの報告で慢性不全や急性心筋虚血等での効果が認められている。
メルドニウムはFatty acid oxidation inhibitors(脂肪酸酸化阻害剤)で、アスリートの耐久力や回復力を高め中枢神経の機能を向上させるとされている。しかし、その効果は十分に明らかにされたものではなく、その禁止には議論がある。
とのことだった。
薬理作用から運動機能向上への効果は理解はできなかった。本当に効果があるのだろうか??
シャラポワ選手が「メルドニウム」という物質を使用していて、ドーピングに引っかかり1年間の出場中止というニュース。
メルドニウムは今年から禁止薬物に指定され、シャラポワはそれを知らなかったという。
幾つかのニュースではメルドニウムが World Anti-Doping Agency (WADA) に登録されたということはわかったが、メルドニウムがどういう効能を持つのかわからなかった。
英語wikipediaによると
メルドニウムは「狭心症」「心筋虚血」等に対する薬剤として開発された。運動機能向上薬としてはそれほど科学的裏付けはない。他の薬剤との併用で慢性心不全患者での心機能の改善が2005年に報告されている。その後も幾つかの報告で慢性不全や急性心筋虚血等での効果が認められている。
メルドニウムはFatty acid oxidation inhibitors(脂肪酸酸化阻害剤)で、アスリートの耐久力や回復力を高め中枢神経の機能を向上させるとされている。しかし、その効果は十分に明らかにされたものではなく、その禁止には議論がある。
とのことだった。
薬理作用から運動機能向上への効果は理解はできなかった。本当に効果があるのだろうか??
2016年3月6日日曜日
腐った組織はどうしようもない
いや、いまの医局のことだけど。
トップが完全に腐っているからどうしようもない。
教授が研究しかできないのに研究が鳴かず飛ばず。人事の能力は全くなくて人望ゼロ。むしろ病的に猜疑的で有能な人ほど外に飛ばしてしまう。
それで教授以下講師まで無能で害にしかならない人材しか残らなかった。
本当にダメになってしまえばよかったのに、生半可に良い大学なせいで人がそれなりに集まってしまって、なんとかギリギリで今まで維持されてしまってきた。
本当に腐った組織からはむしろ逃げ出すのが難しくなるということがわかった。
残った人たちはお互いが疑心暗鬼になって監視しあうようになる。お互いが逃げ出さないように。
集団として活発じゃないから正直仕事は楽だけど、モチベーションが低くてだれも雑用をやりたがらないから気を許すと仕事が押し付けられる。表面上仲は良いけど、助け合いはしない。仕事は保守のものばかりでチャレンジングなものがないから自分の成長につながらない。
それでも一人辞めると残った人のやらなきゃいけない仕事が増えるから、なんとなく辞めにくい気持ちになってしまう。
本当ならそういう組織こそすぐにやめないといけないのに。悪いサイクルしかない。
医局講座制は本当に改革すべき。少なくとも、教授の上にある教授会などがあまりにうまくいっていないときは介入できるようにするべき。何年同じことをうちの医局はやっているのか、、、
トップが完全に腐っているからどうしようもない。
教授が研究しかできないのに研究が鳴かず飛ばず。人事の能力は全くなくて人望ゼロ。むしろ病的に猜疑的で有能な人ほど外に飛ばしてしまう。
それで教授以下講師まで無能で害にしかならない人材しか残らなかった。
本当にダメになってしまえばよかったのに、生半可に良い大学なせいで人がそれなりに集まってしまって、なんとかギリギリで今まで維持されてしまってきた。
本当に腐った組織からはむしろ逃げ出すのが難しくなるということがわかった。
残った人たちはお互いが疑心暗鬼になって監視しあうようになる。お互いが逃げ出さないように。
集団として活発じゃないから正直仕事は楽だけど、モチベーションが低くてだれも雑用をやりたがらないから気を許すと仕事が押し付けられる。表面上仲は良いけど、助け合いはしない。仕事は保守のものばかりでチャレンジングなものがないから自分の成長につながらない。
それでも一人辞めると残った人のやらなきゃいけない仕事が増えるから、なんとなく辞めにくい気持ちになってしまう。
本当ならそういう組織こそすぐにやめないといけないのに。悪いサイクルしかない。
医局講座制は本当に改革すべき。少なくとも、教授の上にある教授会などがあまりにうまくいっていないときは介入できるようにするべき。何年同じことをうちの医局はやっているのか、、、
2016年2月27日土曜日
大阪梅田の暴走事故車のニュースとてんかん
大阪梅田の暴走事故車のニュースで死亡した運転手が大動脈解離で意識を失ったために車が暴走したとの情報。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20160227-00000001-nnn-soci
これを受けて一部インターネットではてんかん患者の運転免許問題との異同を議論する向きもある。
慢性の不整脈疾患など一定のリスクで意識消失を起こす可能性のある疾患患者が運転可能とすべきかについては、てんかん患者における運転免許問題と同様に考えられるべきであり、 実際に現行制度ではそのようになっている(運転禁止が疾患指定の条項ではなく症状指定の条項になっている)。
しかし、今回のケースはそれとは関係ないんじゃないかなぁ。だって、この亡くなった運転手は事前に大動脈解離のリスクを認知予見していないでしょ?慢性の疾患ではなくて急性の疾患だから議論は別なのでは。
今回のケースを疾患と運転免許保持の問題と捉えてしまうと、すべての運転免許保持者で急性の意識消失する疾患を発症するリスクを勘案して保持可能性を吟味しないといけなくなるじゃん。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20160227-00000001-nnn-soci
これを受けて一部インターネットではてんかん患者の運転免許問題との異同を議論する向きもある。
てんかん患者の事故の時、てんかん患者の免許を一律に取り消せという意見が一部で燃え上がった。心疾患や脳卒中もリスクあるから取り消すのかと尋ねたが、相手はひたすらてんかんに固執した。今回の事故で、てんかんに限らず意識消失から大惨事に至ることがあるのは充分に分かったはず。さぁどうする?— いちは (@Willway_ER) 2016年2月26日
慢性の不整脈疾患など一定のリスクで意識消失を起こす可能性のある疾患患者が運転可能とすべきかについては、てんかん患者における運転免許問題と同様に考えられるべきであり、 実際に現行制度ではそのようになっている(運転禁止が疾患指定の条項ではなく症状指定の条項になっている)。
しかし、今回のケースはそれとは関係ないんじゃないかなぁ。だって、この亡くなった運転手は事前に大動脈解離のリスクを認知予見していないでしょ?慢性の疾患ではなくて急性の疾患だから議論は別なのでは。
今回のケースを疾患と運転免許保持の問題と捉えてしまうと、すべての運転免許保持者で急性の意識消失する疾患を発症するリスクを勘案して保持可能性を吟味しないといけなくなるじゃん。
2016年2月26日金曜日
病院口コミサイト
病院の口コミサイトって全然流行らないよね。
レストランの口コミサイトはすごく人気なのに。
どの病院口コミサイト見ても、コメントがあって1、2件で全く書き込みがない。
これってコアなレヴュアーがいないからなんだろうな、、、
レストランの口コミサイトはレビューを趣味や下手したら仕事みたいにしている人がいて、毎日のように外食をしてそれぞれのレストランにレビューをつけている。
でも、毎日のように違う病院にかかって病気を診てもらう人なんていないしね。
たくさん病院にかかりまくるのはドクターショッピングで嫌われるし、むしろそういう人のレビューは信頼性が下がるし。
でも、病院の患者さんから見た評価を簡単に見られる場っていうのは今後も必要になると思うんだよなぁ、、、どうすればいいんだろう?
レストランの口コミサイトはすごく人気なのに。
どの病院口コミサイト見ても、コメントがあって1、2件で全く書き込みがない。
これってコアなレヴュアーがいないからなんだろうな、、、
レストランの口コミサイトはレビューを趣味や下手したら仕事みたいにしている人がいて、毎日のように外食をしてそれぞれのレストランにレビューをつけている。
でも、毎日のように違う病院にかかって病気を診てもらう人なんていないしね。
たくさん病院にかかりまくるのはドクターショッピングで嫌われるし、むしろそういう人のレビューは信頼性が下がるし。
でも、病院の患者さんから見た評価を簡単に見られる場っていうのは今後も必要になると思うんだよなぁ、、、どうすればいいんだろう?
2016年2月12日金曜日
レム睡眠行動異常って全部αシヌクレイノパチーなの?
レム睡眠行動障害はαシヌクレイノパチーとは限らない
レム睡眠行動異常(RBD)について、
RBDって70%くらいがαシヌクレイノパチーじゃなかったっけ??このタイトルの書き方だと、マシャド・ジョセフ病(Machado-Joseph disease;MJD)みたいなすごくレアな疾患が否定できればあとは全部αシヌクレイノパチーと考えても良いってこと???と思ったら小脳性運動失調を伴うRBDでの話だった。タイトル悪いやろ、、、と思ったら結論はRBDが全部αシヌクレイノパチーじゃないってことを認識しなくては、、、とのこと。うーむ。結構純粋なRBDみるけどね。何年も経過を追うとαシヌクレイノパチーが明らかになってくるのかもしれないけど。
RBD患者のビデオ。
https://youtu.be/rFXYRQ9xPUA
激しい全身の動きが就寝中に見られている。このビデオでは脳波の提示はないが、この激しい動作がレム睡眠期に一致して出現するのがRBDで、おそらくこの患者さんはレム睡眠期で寝ていて、覚醒していないってことだと思う。
レム睡眠行動異常(RBD)について、
「RBDはαシヌクレイノパチーに特異的なものではなく,特定の部位の病変により,レム睡眠における生理機能に変化が生じて生じる症候である」いや、そりゃそうだけど、、、このタイトルを読むとRBDを見たらαシヌクレイノパチーとほとんど決めつけていいと考えているように読めてしまう。
RBDって70%くらいがαシヌクレイノパチーじゃなかったっけ??このタイトルの書き方だと、マシャド・ジョセフ病(Machado-Joseph disease;MJD)みたいなすごくレアな疾患が否定できればあとは全部αシヌクレイノパチーと考えても良いってこと???と思ったら小脳性運動失調を伴うRBDでの話だった。タイトル悪いやろ、、、と思ったら結論はRBDが全部αシヌクレイノパチーじゃないってことを認識しなくては、、、とのこと。うーむ。結構純粋なRBDみるけどね。何年も経過を追うとαシヌクレイノパチーが明らかになってくるのかもしれないけど。
RBD患者のビデオ。
https://youtu.be/rFXYRQ9xPUA
激しい全身の動きが就寝中に見られている。このビデオでは脳波の提示はないが、この激しい動作がレム睡眠期に一致して出現するのがRBDで、おそらくこの患者さんはレム睡眠期で寝ていて、覚醒していないってことだと思う。
2016年2月1日月曜日
統合失調症のMRI volume study
統合失調症、左脳に特徴=深部の一部大きく-阪大など
統合失調症のMRIのボリューメトリーっていろんなところが縮んでるって言われて、結局どこも縮んでるんじゃないかっていう感じだったんだけど、、、
これも良いjournalに載ってるけど、「大きくなってる」ってのがポイントなのかなぁ、、、それとも皮質じゃなくて基底核で仕事をしたのがポイントなのかなぁ
こういうの見るとなにが良いjournalに乗るのかわからなくなってくる。
手法はもう全然古い手法だし、アイデアも別に新しくない。基底核に注目した人だって今までいなかったとも思えないし、、、
Regional Deficits in Brain Volume in Schizophrenia: A Meta-Analysis of Voxel-Based Morphometry Studies
Orbitofrontal volume deficit in schizophrenia and thought disorder. Motoaki Nakamura,
Neocortical Gray Matter Volume in First-Episode Schizophrenia and First-Episode Affective Psychosis: A Cross-Sectional and Longitudinal MRI Study Motoaki Nakamura
左のsuperior temporal gyrus(上側頭回) と左のmedial temporal lobe(内側側頭葉)が縮んでるのは確かなんだろうけど。
統合失調症のMRIのボリューメトリーっていろんなところが縮んでるって言われて、結局どこも縮んでるんじゃないかっていう感じだったんだけど、、、
これも良いjournalに載ってるけど、「大きくなってる」ってのがポイントなのかなぁ、、、それとも皮質じゃなくて基底核で仕事をしたのがポイントなのかなぁ
こういうの見るとなにが良いjournalに乗るのかわからなくなってくる。
手法はもう全然古い手法だし、アイデアも別に新しくない。基底核に注目した人だって今までいなかったとも思えないし、、、
Regional Deficits in Brain Volume in Schizophrenia: A Meta-Analysis of Voxel-Based Morphometry Studies
Orbitofrontal volume deficit in schizophrenia and thought disorder. Motoaki Nakamura,
Neocortical Gray Matter Volume in First-Episode Schizophrenia and First-Episode Affective Psychosis: A Cross-Sectional and Longitudinal MRI Study Motoaki Nakamura
左のsuperior temporal gyrus(上側頭回) と左のmedial temporal lobe(内側側頭葉)が縮んでるのは確かなんだろうけど。
2016年1月26日火曜日
女子アナの睡眠時間の不安定さ
http://alfalfalfa.com/articles/141466.html
結構びっくりする。
確かに早朝のテレビに出ていると大変かもね。テレビに出ているだけじゃなくて、打ち合わせとかもあるからねぇ。朝の3時位から仕事モードだと、脳みそは相当疲れそう。ぼんやりしたまま仕事が始まって、テレビに出て、、、きつい!
この1日のスケジュールと睡眠時間の短さだと、頭は冴えないと思う。それであれだけハツラツとテレビに出ているのはすごい。
岡副アナは帰宅に3時間とかかかってるけど、これも大丈夫なのか???どんだけ遠くに住んでいるのか。
とりあえず、入眠前のロゼレム内服と、昼の仮眠後の光照射療法をオススメする。
あと、もうちょっとNAPを取っても良いかもしれない。
でも、10年続けられる仕事じゃないなぁ、これは
結構びっくりする。
確かに早朝のテレビに出ていると大変かもね。テレビに出ているだけじゃなくて、打ち合わせとかもあるからねぇ。朝の3時位から仕事モードだと、脳みそは相当疲れそう。ぼんやりしたまま仕事が始まって、テレビに出て、、、きつい!
この1日のスケジュールと睡眠時間の短さだと、頭は冴えないと思う。それであれだけハツラツとテレビに出ているのはすごい。
岡副アナは帰宅に3時間とかかかってるけど、これも大丈夫なのか???どんだけ遠くに住んでいるのか。
とりあえず、入眠前のロゼレム内服と、昼の仮眠後の光照射療法をオススメする。
あと、もうちょっとNAPを取っても良いかもしれない。
でも、10年続けられる仕事じゃないなぁ、これは
2016年1月25日月曜日
和田秀樹さんも極論で騒動起こして本を売るようになりましたね
http://toyokeizai.net/articles/-/97488
こういうのも炎上マーケティングというのでしょうか。こういう過激な言い方をして『だから医者は薬を飲まない』って本を売りたいんですね。
「エビデンスがない」というのも、すごい良い加減な言葉の使い方だと思う。
「エビデンスがある」といわれたときに「どの程度のエビデンスがあるのか」と問うのは大事なことだと思うけど、「エビデンスがない」と言われた時にも「どの程度エビデンスがないのか」を問う姿勢が必要だと思う。
和田秀樹の言っていることは、「今は十分な情報がないから薬を飲まない」と言っているだけで、じゃあどれくらい確定的なエビデンスが出れば飲むのかとか、十分な情報がない中でどういう医療をやるのかという視点が決定的に欠けていると思う。
「日本人のデータ」と言ったって、人種とか性別とか食習慣とか運動とかそういう全ての交絡要素を勘案してデータにして、和田さんの言うレベルのエビデンスを取るのはまず不可能だし。
結局和田さんも、臨床やらずにすぐに物書きになった頭でっかちタイプであって、問題点ばかりが先に見えて行動できないような人なんでしょうな。
医学会が「宗教団体」って、あんた学会で活動したことあんのかと。
医療はこういう各論については「文句をいったり研究したりしたい人が勝手にやれば良い」というスタンスで、総論のところできちんとした研究と議論が行われて方針が決定されてるんだよ。
こういうのも炎上マーケティングというのでしょうか。こういう過激な言い方をして『だから医者は薬を飲まない』って本を売りたいんですね。
「エビデンスがない」というのも、すごい良い加減な言葉の使い方だと思う。
「エビデンスがある」といわれたときに「どの程度のエビデンスがあるのか」と問うのは大事なことだと思うけど、「エビデンスがない」と言われた時にも「どの程度エビデンスがないのか」を問う姿勢が必要だと思う。
和田秀樹の言っていることは、「今は十分な情報がないから薬を飲まない」と言っているだけで、じゃあどれくらい確定的なエビデンスが出れば飲むのかとか、十分な情報がない中でどういう医療をやるのかという視点が決定的に欠けていると思う。
「日本人のデータ」と言ったって、人種とか性別とか食習慣とか運動とかそういう全ての交絡要素を勘案してデータにして、和田さんの言うレベルのエビデンスを取るのはまず不可能だし。
結局和田さんも、臨床やらずにすぐに物書きになった頭でっかちタイプであって、問題点ばかりが先に見えて行動できないような人なんでしょうな。
医学会が「宗教団体」って、あんた学会で活動したことあんのかと。
医療はこういう各論については「文句をいったり研究したりしたい人が勝手にやれば良い」というスタンスで、総論のところできちんとした研究と議論が行われて方針が決定されてるんだよ。
2016年1月17日日曜日
メジコンがアルツの興奮に効く!
びっくり
http://blogs.yahoo.co.jp/dementiaikeda/16855219.html
メジコンの配合剤(デキストロメトルファン臭化水素酸塩+キニジン硫酸塩)がアルツハイマー型認知症患者さんの興奮を抑えるという、、、
メジコンは咳止めだけど、どうやらNMDA受容体遮断薬らしい。
ほんとかよ?と思うけど、JAMAだし。
でも、どれくらいの量飲まなきゃいけないんだろう?
http://blogs.yahoo.co.jp/dementiaikeda/16855219.html
メジコンの配合剤(デキストロメトルファン臭化水素酸塩+キニジン硫酸塩)がアルツハイマー型認知症患者さんの興奮を抑えるという、、、
メジコンは咳止めだけど、どうやらNMDA受容体遮断薬らしい。
ほんとかよ?と思うけど、JAMAだし。
でも、どれくらいの量飲まなきゃいけないんだろう?
2016年1月16日土曜日
地域を意識した医療機関におけるSEO
最近SEOの勉強ばかりしている。
このブログは全くアクセス数なんか必要ないけど今後クリニックのHPサイトを立ち上げる必要が出てきたため。そっちでは当然検索上位を狙いたい。
内部SEO対策はサイト作成業者に任せるけど、それ以外のところで自分で出来ることや知っておかねばならないことが無いかな、と思って勉強している。
どこを調べても今は「コンテンツSEO」が重要とある。googleのアルゴリズムがどんどん進歩改良されて、小手先に頼ったSEOはスパムとみなされてむしろ不利になるとのこと。「ペンギンアップデート」とか「パンダアップデート」とか、なんのことやらだけれども。今はテクニック重視のSEOは「ブラックハットSEO」とか呼ばれるらしい。
googleも開始時は「グラフ理論」ってやつで単にリンクをたくさん集めているサイトを高く評価していたが、今はリンクの質を評価するようになっているという。つまり、良質なコンテンツを持ったサイトは自然と他のユーザーから質の良いリンクを受ける。それを目指すべきという。
参考URL
http://www.h-nanae.com/seo/10000pv.html#seo4
http://ameblo.jp/ca-seo/entry-11973519617.html
http://www.sukinamonote.com/entry/contents-seo
http://www.seohacks.net/basic/knowledge/seo/
でも、これってクリニックで考えると難しくないですか?
今回のクリニックはどこにでもあるメンタルクリニックではなく、2次医療に近いレベルの高いものになると思います。そのため、所在地周辺のみを医療圏とするのではなく、一定の広がりをもった、例えば電車等で30分以内の土地の住民にも知ってもらいたい。ですので、僕の意図は:①「クリニックのある駅等の地名で検索一位」②「クリニックからひと駅先の駅名で検索上位」③「全国に知られる必要ないので全国での検索では低位で良い」の3つです。
①の達成は可能だとも思う。コンテンツとして丁寧な疾患の説明や治療の方針を記したページを作ればいいでしょう。でも、これでは医療の場合広域でのSEOにはつながらない。
なぜなら、一つには医療は非常に平準化された分野で、地域性が薄弱だから。日本は風土病はほとんど駆逐されたので、地域によって疾患層が大きく変化することがない。なので、「このあたりにいる人達のためにつくられたクリニックですよ」というのを所在地意外でアピールしにくい。二つ目には医療は啓蒙が重視された分野だから。医療は啓蒙が非常に重視されていて、個々の成員のモチベーションが高いので、いろいろな病気に対して非営利や個人が質の高い情報をネット上に上げてしまう。そして特殊な治療というのはあまり多くなく、既存の治療を組み合わせて対応することがほとんどのため、クリニックレベルでは特色が出しにくい。なので、個人クリニックの情報は広域レベルではネット上で埋もれてしまう。
ということで、②の達成が本当に難しい。いろいろクリニックのホームページをみてみるけど、②を達成しているものはほとんど見つけられなかった。どのクリニックも、所在地の駅名+メンタルクリニックでの検索では1位にでるけど、隣の駅ではもうgoogleの1ページ目にも出てこない。
やはりコンテンツだけで②を達成するのは困難なのではないだろうか。
まっとうな医療に関するコンテンツを作成する以外にどのような方針がありうるだろうか。
1,実際に分院を周辺地に出す→非現実的
2,周辺地のイベントに頻繁に顔を出して名前を売るのと、それをクリニックのブログに書く→どこまで出来るか
3,「○○駅から△人患者さんがいらっしゃいました」というようなページを作りまくる→ゆうメンタルはやってるけど、スパム的で下品なのでやりたくない
4,クリニック外部にブログを立ち上げ、周辺地域の話題をだしまくって、その中からクリニックのページにリンクする→どこまで効果あんの?
5,周辺地にはgoogle で広告を出す→現実的かな
やっぱり広告かねー、、、看板は所在駅にすら置くかどうか迷っているので、周辺駅で出してあんまり患者さんが集まるとも思えない。。。やっぱり今のクリニックの宣伝方法の中心はwebだと思うんだよねー、、、
このブログは全くアクセス数なんか必要ないけど今後クリニックのHPサイトを立ち上げる必要が出てきたため。そっちでは当然検索上位を狙いたい。
内部SEO対策はサイト作成業者に任せるけど、それ以外のところで自分で出来ることや知っておかねばならないことが無いかな、と思って勉強している。
どこを調べても今は「コンテンツSEO」が重要とある。googleのアルゴリズムがどんどん進歩改良されて、小手先に頼ったSEOはスパムとみなされてむしろ不利になるとのこと。「ペンギンアップデート」とか「パンダアップデート」とか、なんのことやらだけれども。今はテクニック重視のSEOは「ブラックハットSEO」とか呼ばれるらしい。
googleも開始時は「グラフ理論」ってやつで単にリンクをたくさん集めているサイトを高く評価していたが、今はリンクの質を評価するようになっているという。つまり、良質なコンテンツを持ったサイトは自然と他のユーザーから質の良いリンクを受ける。それを目指すべきという。
参考URL
http://www.h-nanae.com/seo/10000pv.html#seo4
http://ameblo.jp/ca-seo/entry-11973519617.html
http://www.sukinamonote.com/entry/contents-seo
http://www.seohacks.net/basic/knowledge/seo/
「これから企業が取り組むべきSEOは、有益なコンテンツを配信し、リンクをサイトに集め(=色々な外部サイトで言及、紹介されるよう努力し)、検索エンジンから見たサイトの価値をあげるだけではなく、ユーザーにとっても高い価値を提供できるサイト運営をしていくことにほかなりません。」
でも、これってクリニックで考えると難しくないですか?
今回のクリニックはどこにでもあるメンタルクリニックではなく、2次医療に近いレベルの高いものになると思います。そのため、所在地周辺のみを医療圏とするのではなく、一定の広がりをもった、例えば電車等で30分以内の土地の住民にも知ってもらいたい。ですので、僕の意図は:①「クリニックのある駅等の地名で検索一位」②「クリニックからひと駅先の駅名で検索上位」③「全国に知られる必要ないので全国での検索では低位で良い」の3つです。
①の達成は可能だとも思う。コンテンツとして丁寧な疾患の説明や治療の方針を記したページを作ればいいでしょう。でも、これでは医療の場合広域でのSEOにはつながらない。
なぜなら、一つには医療は非常に平準化された分野で、地域性が薄弱だから。日本は風土病はほとんど駆逐されたので、地域によって疾患層が大きく変化することがない。なので、「このあたりにいる人達のためにつくられたクリニックですよ」というのを所在地意外でアピールしにくい。二つ目には医療は啓蒙が重視された分野だから。医療は啓蒙が非常に重視されていて、個々の成員のモチベーションが高いので、いろいろな病気に対して非営利や個人が質の高い情報をネット上に上げてしまう。そして特殊な治療というのはあまり多くなく、既存の治療を組み合わせて対応することがほとんどのため、クリニックレベルでは特色が出しにくい。なので、個人クリニックの情報は広域レベルではネット上で埋もれてしまう。
ということで、②の達成が本当に難しい。いろいろクリニックのホームページをみてみるけど、②を達成しているものはほとんど見つけられなかった。どのクリニックも、所在地の駅名+メンタルクリニックでの検索では1位にでるけど、隣の駅ではもうgoogleの1ページ目にも出てこない。
やはりコンテンツだけで②を達成するのは困難なのではないだろうか。
まっとうな医療に関するコンテンツを作成する以外にどのような方針がありうるだろうか。
1,実際に分院を周辺地に出す→非現実的
2,周辺地のイベントに頻繁に顔を出して名前を売るのと、それをクリニックのブログに書く→どこまで出来るか
3,「○○駅から△人患者さんがいらっしゃいました」というようなページを作りまくる→ゆうメンタルはやってるけど、スパム的で下品なのでやりたくない
4,クリニック外部にブログを立ち上げ、周辺地域の話題をだしまくって、その中からクリニックのページにリンクする→どこまで効果あんの?
5,周辺地にはgoogle で広告を出す→現実的かな
やっぱり広告かねー、、、看板は所在駅にすら置くかどうか迷っているので、周辺駅で出してあんまり患者さんが集まるとも思えない。。。やっぱり今のクリニックの宣伝方法の中心はwebだと思うんだよねー、、、
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